メイン3章
20幕 |
『山小屋イベント』 |
カイル |
俺!山小屋って入るの初めてだよ!へぇ〜こうなってるんだぁ…! |
ロニ |
元気だねぇ〜お前は…。ふぁ〜あ。霧の山道ってのは、歩くだけで疲れるな。 |
ジューダス |
眠たかったら仮眠をとれ。見張りは僕がやる。 |
リアラ |
いいの?ジューダスだって疲れているんじゃ… |
ジューダス |
かわって欲しくなったら起こす。それまで身体を休めてくれ。 |
* |
* |
ジューダス |
まったくよく眠る…アイツにそっくりだな…。
シャル…?まずいぞ…あいつらがいる前で…。
少しだけだからな…。しかしお前もそう思うか…アイツにそっくりだと…。
スタン…そしてカイル…。運命とは皮肉なものだな…。
僕はこの旅でアイツを…カイルを…。 |
ロニ |
どうした?ジューダス…。 |
ジューダス |
なんでもない。寝ていろ。 |
ロニ |
誰もいない…よなぁ…?なんか…カイルをどうこうって…聞こえたんだけどよ。 |
ジューダス |
なんでもないと言っている! |
ロニ |
ふぅ…。ジューダス…1つだけ言っておくぜ?
お前がどんな目的で俺達と一緒にいるかは聞くつもりはねぇ…。だがな…もしカイルに害が及ぶようなコトをしてみろ…その時は…!! |
ジューダス |
熱心なコトだ…。そうして保護者気取りをいつまで続けるつもりだ? |
ロニ |
何!? |
ジューダス |
いつまで保護者気取りを続けるつもりか?と言ったんだ。
お前はソレで満足だろうが…そうやってカイルを甘やかしている限り、アイツは成長しない。 |
ロニ |
てめぇっ…!!何様のつもりだ!?俺はなぁっ…!お前なんかよりもずっとカイルのことをっ…!! |
リアラ |
んっ…ロニ…?何かあったの? |
ロニ |
あっ…あぁ…リアラ…。おこしちまったか?悪ぃな。何でもねぇんだ。 |
リアラ |
嘘…!だってロニの顔…すごく強張ってる…。 |
ロニ |
っ…!そんなことは… |
リアラ |
カイルのことね?ロニがそこまで怒るのって、カイルのことだけだもの!
ねぇ…?何があったの? |
ロニ |
ほんとに…なんでもねぇんだ…。 |
リアラ |
なんでもないわけないじゃないっ!だってロニ…今にも殴りかかりそうだったし!! |
ロニ |
なんでもねぇよっ!!!
あっ………わ…悪ぃ…。怒鳴るつもりはなかったんだ…その… |
カイル |
りあら〜!
ん…ずっと…一緒に… |
ロニ |
…なぁんだ…寝言かよ…人騒がせな奴だな…ったく…。 |
カイル |
一緒…ロニも…ジューダスも…一緒だ…。へへっ…。 |
リアラ |
カイル…。 |
ロニ |
おい…ジューダス。 |
ジューダス |
なんだ?まだ何か言いたいのか? |
ロニ |
寝ろや…見張り交代してやるよ。 |
ジューダス |
お前…。 |
ロニ |
アイツの寝言きいてたらどうでもよくなっちまったよ…。ったく…カイルの奴めぇ…。 |
ジューダス |
ふっ…では休ませてもらおう。 |
ロニ |
リアラももうちょっと寝とけよ。見張りは俺がやっとくからよ。 |
リアラ |
あっ…あの、ロニ!ごめんなさい。 |
ロニ |
いいって…。どうせもう寝つけないしな。 |
リアラ |
ううん!違うの…さっきのこと!変に問い詰めちゃって… |
ロニ |
悪いのはこっちだ…。気にすんなって。
いいから少しでも寝ておけって。これからまたうんざりするほど歩くんだからよ! |
リアラ |
うん…おやすみなさい。 |